YouTuberの悩み相談室

YouTubeから突然の「広告剥がし」!収益化ポリシーのポイントと復活の手順

こんにちは。YouTube研究室です。

今回は、YouTubeで収益を得ている人なら最も恐れている状況になってしまった方から届いたご相談について情報共有させていただきます。

それは、、

収益化無効のお知らせです。

突然のYouTube収益無効化の連絡

YouTube研究室のメールアドレス宛に1件のご相談があったのは、2020年1月初旬です。

送信者は、現在チャンネル登録者数1万人を超える方で、月に数万円の収入を得ていると書かれていました。運営中のチャンネルは開設して約2年で、実際に収益化に成功したのは1年前ということでした。

一通りの自己紹介の後には、本題の相談内容がこう綴られていました。

つい先日、突然YouTubeのポリシー担当チームという所から収益化無効の知らせが届いてしまったが、何か対処法はありますか?」と。

さらに、届いたメールには実際にYouTubeから送られてきたメール本文のコピーも記載されていて、以下がそちらの内容です。

YouTubeから届いたメール抜粋

YouTube のポリシー担当チームは最近、お客様がチャンネルにアップロードした動画を慎重に審査しました。その結果、チャンネルのかなりの部分が YouTubeパートナープログラムポリシーに準拠していないことを確認しました。本日をもって、お客様のチャンネルの収益化は無効となり、収益化ツールや機能もご利用いただけなくなります。[収益受け取り] ページに移動して、YouTube の担当者から報告された特定のポリシー違反についての詳細をご覧ください。

残念なお知らせですが、YouTube は今回のような困難な決断を行わざるをえないことがあります。YouTube は、クリエイター、視聴者、広告主に対してコミュニティの安全性を確保する責任があります。その一方で、誤ちは意図的なものではなかった可能性があることも認識しています。30日後に YouTubeパートナープログラムに再度お申し込みいただけるようにしているのは、このためです。この 30日の期間で、YouTube のポリシー準拠するよう、チャンネルに変更を加えることができます。

相談者のYouTube管理画面スクリーンショット

「YouTubeの収益化ポリシー」とは?

「YouTubeの収益化ポリシー」とは、2019年9月まで「YouTube パートナー プログラムのポリシー」と呼ばれていたものです。

内容は簡潔に言えば、広告で動画を収益化するために守るべきことが記載されたものです。収益化ポリシーに遵守していない場合は、その程度や該当項目に応じてGoogleから以下の処置がなされます。

  1. コンテンツへの広告表示の無効化
  2. AdSense アカウントの無効化
  3. YouTube パートナー プログラムへの参加停止
  4. YouTube チャンネルの停止または削除

つまり今回メールをいただいた方は、上記1に該当する処置ということです。

コンテンツへの広告表示の無効化

「コンテンツへの広告表示の無効化」とは、その名の通りチャンネル内のコンテンツ(動画)に対して広告が表示されなくなるということです。

つまり、登録者数1,000人、公開動画の総再生時間4,000時間/年をクリアして申請することができる収益化プログラムの審査から漏れたということになります。

いくら登録者数が多くても、視聴時間の長い動画でもGoogleにとって広告主が好まないような傾向の動画を上げているチャンネルには広告掲載の許可を出せないということでしょう。

どんな場合に広告表示の無効化になる?

YouTubeパートナープログラムに参加して以降、普通に広告が表示されていたのに、今回の方のように急に広告表示の無効化になる方は少なくありません

もちろん、違法なアップロードや無断転載等の場合は当然の処置となりますが、自作のオリジナル動画をアップロードしていても同様な処置が下ることがあります。

一概には言えませんが、こちらの処置がされるチャンネルの多くが「文字スクロールタイプの動画」や「サムネイルやタイトルで視聴者を吊る動画」と言われています。

しかし、SNSなどではこういったジャンルの動画ではなくても同様の被害を訴える方で溢れています。

YouTubeから一旦処置が決定されると、その後に詳細を教えてもらえる可能性はほぼなく、実際に広告表示を復活させるまでかなりの時間がかかってしまうことが想像されます。

普段から、こういった事態にならないように日々投稿動画に最新の注意が必要になってきます。

AIによる動画の自動チェックを行うGoogle

現在YouTubeに動画投稿をして収益を得ている人は、国内だけでも1〜2万人いると言われています。全世界で見ると投稿者数だけでも膨大な人数になります。

そのYouTuberの投稿する動画を、一つ一つ確認することは到底不可能で、実際に動画の確認はAIで自動チェックされていると言われています。

では、AIは何を基準にしてポリシー違反を見極めているのでしょうか?

Googleは明確な見極め方法を一切公表しませんし、その基準も目まぐるしいスピードで更新されています。

しかしただ一つ確かなことは、

広告主が好まない動画を投稿するチャンネルには広告を貼らない

ということです。

広告主が好まない動画とは?

近年、YouTuberの間で広告単価を決める要素は、「視聴時間」と「視聴者維持率」が重要だと言われています。

先ほど、広告を剥がされてしまうチャンネルの多くが「文字スクロールタイプの動画」や「サムネイルやタイトルで視聴者を吊る動画」とお話ししましが、ここにそのヒントが隠れていると思います。

つまりGoogleは、視聴者が期待して動画をクリックしたにも関わらず、期待した通りの内容ではない、という動画を好まない傾向があると言えます。

つまり、試聴回数は多いけど視聴時間と視聴者維持率が低い動画は、広告主にとってオススメできる動画ではないと言い換えられます。

広告が剥がされてしまった場合のその後

実際にYouTubeパートナープログラムから外されてしまうと、YouTuberにとってできることは多くありません。と言うよりも、実際には一つしかありません。

それは、YouTubeの収益化ポリシーに準拠していない動画を削除し、広告主が広告を掲載したくなるような動画をアップロードしていくことです。

そして、再度申請ができる期日になったら再申請の依頼をすることだけです。

再申請は基本的に30日後となっており、審査に約1ヶ月必要とされています。つまり、一度プログラム解除の処置がされると2ヶ月近く動画による広告収益を得ることができなくなるのです。

まとめ

今回相談のメールをいただいた方は、過去動画を調べた所、意図しない部分ではあったものの、動画内容と視聴者の希望する内容が大きく異なっているものがいくつか発見されました。

視聴者維持率も他の動画と比べてもとても低く、おそらくその動画がGoogleにとって好ましくない動画と判断されたのではないかという結論になりました。

ただし、実際に明確な答えはGoogleからもらえるわけではなく、再度プログラムの参加申請をした上で結果を見てみないと分かりません。

こういった状況になってしまった場合、一瞬目の前が真っ暗になる方もいると思いますが、今後の動画投稿に向けて自身のチャンネルを見直す期間と捉えて、今一度Googleの要求している動画の「質」ということを考えてみてはいかがでしょうか。

今回の相談者さんについては、結果が分かり次第ご連絡いただけることになっているので、その際にはこちらでまた状況を共有させていただきたいと思います。